定年退職後の生活に不安がある?老後の生活費から生活設計するコツ!
定年退職後にお金の心配をしないで、余裕の暮らしができることを夢見て頑張って働いてきたのに、どうやらそんな余裕はなさそうな・・・
定年退職後の生活費のことを考えて貯蓄してきたつもりでも、現実になると計算通りにはいきませんよね。
定年になってから焦っても、今さら定年退職後の生活設計なんて、もう手遅れでは?と思われるかも知れませんが、今からでも変えられることがあるはずです。
そこで、普段の生活設計を見直しながら、定年退職後の生活を楽しんでいきましょう。
定年退職後の生活に必要な生活費を算出してみる
定年退職後の生活には、毎月どの程度のお金が必要なのか計算してみましょう。
他の人はどうなの?と気になると思いますので、総務省の調査を参考にしてみます。
総務省が平成28年のある月を対象にした調査結果
28万円の内訳の中には、住居費とか娯楽費なども含まれるので、あくまでも平均的な生活費の支出です。
これを見てどう思われるでしょうか。
夫婦2人が定年退職後の生活にかかるお金が30万円弱だとしたら、年金だけじゃ心細いかも知れませんね。
退職金を崩しながら生活すると、いったい何年で底をついてしまうのでしょうか。
「退職金1,000万円」÷「定年後にかかるお金30万」= 約33ヶ月分(約3年)
つまり、定年退職後に年金もなく、他に収入がない場合は、退職金1,000万円だけでは約3年で底をついてしまいます。
差額が毎月マイナス5万円の場合、1,000万円 ÷ 5万円 = 200ヶ月分(約17年)
つまり、定年退職後に年金の差額が5万円なら、退職金1,000万円でも約17年は大丈夫だと言うことです。
しかし、現実的に考えると、定年退職後の生活費を急に減らすことは難しいので、退職後の生活を支えるためにも、再就職する方が多いようです。
そう考えると、定年退職後の生活費をできる限り抑えることが大切です。
まずは生活費として支出しているお金を、きちんと記録して管理することから始めてみましょう。
その記録から、無駄が見えてくると生活費を抑えられるようになってくるはずです。
定年退職後の生活設計のコツとは?
定年退職後の生活を安定して送るためには、定年退職後の生活設計をあらかじめプランとして作っておくのが一番です。
ですが、すでに定年退職をした後でもまだ手遅れではありません。
しかし、定年後からどのくらい生きるのか、それは誰にもわかりません。
そこで平均的な寿命をもとに考えてみましょう。
男女とも平均寿命が延びていますが、ざっくり25年で計算してみます。
夫婦2人の生活費を20万として計算しても、1年間240万円×25年で6,000万円が必要になります。
定年退職後の生活設計を考えると、夫婦2人で月に20万円の生活費というのは、はっきり言って余裕がある生活資金だとは言えません。
どちらかが病気にでもなれば、医療費の支出が大幅に増えることもあるのです。
そう考えると定年退職後の生活設計のコツは、支出をできるだけ抑えることだけではなく、収入を得る方法も必要です。
定年退職して、まだ体が元気なうちに色々な趣味を楽しむつもりだったのに、いつまで働かなくてはいけないのかと落ち込んでため息が聞こえそうです。
しかし、働くことで健康を維持できることもありますし、再就職で新しい分野にチャレンジできることもあります。
悪いことばかりではないと思いますよ。
定年退職後の生活費を節約する努力も大切ですが、収入を増やすことを楽しんでみるのも良いのではないでしょうか。
まとめ
定年退職後の生活に何の不安もない人を羨ましく思いますね。
資産がある人との不平等な感じは吹き飛ばすことは難しいですが、定年後の早い段階ならまだ生活設計を見直すことも可能です。
余裕のある老後を送るためには、若い時からの努力が必要ですが、定年退職する年齢は、まだまだこれから働ける世代です。
今からでもできることを考えてみましょう。
まずは生活費をしっかり把握することからがスタートです。