定年退職時の退職届は必要?それとも不要?退職届の書き方や例文とは?
定年退職に関する疑問で多いのが、退職届は必要なのか不要なのかという問題です。
まもなく、定年を迎えるという方は、どうしたらいいかと悩んでいる方も多いのではないでしょうか。
また、退職届を提出する場合には書き方をどうしたらいいのかと困っている人も多いのではないかと思います。
そこで今回は、定年退職時の退職届は必要か不要なのか、退職届の書き方や例文について、詳しく紹介していきたいと思います。
定年退職時の退職届は必要?それとも不要なの?
定年退職時の退職届が必要か不要かという問題ですが、結論から言えばどちらの場合もあり得るということになります。
どういうことか、もう少し詳しく解説をしていきます。
まず、定年退職時の退職届が必要か、それとも不要かという問題を論じる時に、勤めている会社の就業規則がポイントになります。
就業規則というのはどこの会社にも存在しているものであり、見たことがないという人は一度目を通しておいたほうがいいです。
また、通常あまりないことだとは思いますが、定年の定めがない場合には、届は出しておいたほうがいいでしょう。
また、就業規則の他のもう一つのポイントとしては、社内の通例というものがあげられます。
定年退職の記載が就業規則に正しく記載されている場合でも、会社として届を求めている所はそれなりに多いようです。
そういう会社に勤めている場合は、定年退職時の退職届が必要か不要かを論じるのもナンセンスと言わざるを得ないでしょう。
就業規則に書かれているのだから必要ないのではないかと主張をしたところで、後味が悪くなるだけです。
通例として提出を求められている場合には、あまり深く考えずに提出をしておいたほうがいいと考えられます。
退職届と退職願は違いとは?
意外に知らないという方も多いので、簡単に説明をしておきます。
出された会社側として受理をしなければならず、会社の意向ではどうにもなりません。
一方、退職願については、退職したいという意思を伝えるもので、これは会社側に裁量の余地があり、退職させないこともできるのです。
ですから、絶対に辞めたいという時は退職願ではなく、退職届を提出する必要があるのです。
少し話がそれてしまいましたが、定年退職時の退職届は就業規則を確認することと、会社の通例に従うことがポイントになりますので、覚えておいてくださいね。
定年退職時の退職届の書き方や例文をご紹介します!
定年退職時の退職届の書き方や例文についてですが、まずは定年退職時の退職届の書き方から説明をしていきたいと思います。
とは言うものの、実はそれほど難しいことはなく、基本的には特別なことを書く必要がなく、通常の届と同じように書けば問題はありません。
ポイント!
提出する相手ですが、基本的には社名を記載しますが、社長名をつけるのも間違いではありません。
それから、提出する者の所属先と氏名を記載し、氏名の横に印鑑を押印します。
後は本文を書くのみですが、基本的には退職をする理由と退職をする日付を入れておけば問題はないでしょう。
退職後の連絡先を記載することもありますが、これは好みにもよりますので、どちらでも構いません。
また、よく聞かれることですが、署名以外はパソコンでも問題はありません。
会社によっては、ひな形を用意してくれているところもありますので、人事関係の職員に聞いてみるのもいいかもしれませんね。
ですが、人生の節目と言っても過言ではない退職の届ですので、個人的には全て自筆で書くことをお勧めします。
そして、これも良く聞かれることですが、縦書きでも横書きでも間違いではありませんので、安心してください。
しかし、縦書きと横書きでは少しばかり、書き方が異なりますので、注意が必要です。
縦書きの場合は本文の頭に「私事」を入れますが、横書きの場合には「私事」は必要ありません。
そして、横書きの場合には「私事」を入れない代わりに、分の最後に「以上」を入れるようにします。
定年退職届の例文
定年退職届
この度、平成〇〇年〇〇月〇〇日をもって満60歳を迎えます。
従いまして、就業規則に基づき定年退職いたしますのでお届け致します。
所属〇〇部〇〇課 氏名〇〇〇〇 以上
それほど難しいものではありませんので、これで定年退職時の退職届の書き方も例文もバッチリですね。