年金手帳の住所変更の手続きはどうする?住所変更してない場合はどうなる?
年金について詳しいという人は、あまり多くないのではないでしょうか。
しかも、30代や40代の人にとっては、年金をもらうのはまだまだ先の話で、何となく他人事になってしまうということもあるのではないでしょうか。
そこで今回は、年金の住所変更の手続きはどうしたらいいのか、万が一住所変更してない時は、どのようなデメリットが生じてしまうのかということについてご紹介します。
年金手帳の住所変更の手続きはどうしたらいいの?
年金手帳の住所変更の手続きは、結論から言うと加入している年金によって方法が変わってきます。
それでは、順番に説明をしていきたいと思います。
まず、年金手帳の住所変更の手続きについて、国民年金のみに加入をしている場合
そのため、敢えて自分から何かをしなくても、住所変更の手続きさえ、忘れずに行えば自然と一緒に年金手帳についても住所変更手続きができているということになります。
次に、厚生年金や共済年金に加入している人たちは、残念ながら市役所などでついでに行うということはできません。
面倒くさいとか、忘れていたというのは、正直あまり良い事とは言えません。
定期的に届くはずの年金定期便なども届かなくなってしまう可能性もあるので、注意が必要です。
では、実際にどれぐらい手続きが大変かという問題ですが、驚くほど簡単ですので、安心してください。
用意するものは、印鑑と年金手帳ぐらいです。
あとは、住所を変更するための書類を1枚書けば終了です。
変更するための書類についても、国民年金のみに加入されている方は、もちろん市町村の役所に行けば用紙は用意されています。
また、それ以外の厚生年金や共済年金に加入をしている場合でも、それぞれの職場に基本的には用意されているはずです。
なので、住所が変わった旨を伝え、それに伴う書類がほしいと言えばすぐに用意をしてくれるでしょう。
親切な職場であれば、住所が変わったことを届けたら、職場の人から、書類を渡されて説明を受ける場合も多いと思います。
ただし、全ての職場がそういうわけにはいかないので、必ず職場に届け出る書類が必要だということを覚えておいてくださいね。
年金手帳について住所変更してない時はどうなるの?
年金手帳について住所変更してないとどうなるか、という問題ですが、いくつかデメリットがありますので解説をしておきます。
ポイント!
年金定期便は、自分自身がいつどのような所に、加入をしていたかを記録しているものになります。
滅多にないことですが、ごくまれに年金に加入していたつもりでも、実は会社が加入してくれていなかったということも起り得ます。
そうなると、当然その期間については例え給与から年金が引かれていたとしても、年金に加入していない期間として、後々年金を受け取る時に不利益が生じてしまうのです。
そういったことを防ぐためにも、年金定期便がチャックしておく必要があるでしょう。
入っているつもりの年金が入っていなかったら、大変なことですし、定期便を随時確認しておけば、万が一そういうことがあってもすぐに気が付くことができるのです。
ポイント!
もちろん、手続きさえ行えば、自分から請求をすることが可能です。
しかし、請求するための書類が届かなければ、請求できるのかもそもそも分からなくなってしまい、請求が遅くなる場合ということも考えられるのです。
そして、万が一請求できたとしても、請求する際に、住所変更も行うという、かなり手間なことになってしまうのです。
お金に余裕のある人ならば、それほど急がずとも、多少遅くなっても問題ないかもしれません。
ですが、お金に余裕がない人にとっては、その時間のロスがかなりの痛手になることも想定されます。
いざという時に慌てなくても済むために、年金手帳の住所変更の手続きは必ず速やかに行うようにしてください。
ちなみに、住所変更の手続きをしないということにメリットは一切ありません。
自分にとって不利益なこと、デメリットしかありませんので、忘れないようにしてくださいね。