定年後は上司への年賀状はどうする?お中元やお歳暮の場合は?
日本人の美学は礼儀の正しさにある、と言っても過言ではないですよね。
最近はそんな礼儀も少しずつ薄れてきてしまったように思いますが、まだまだ礼儀を大切にしている人もたくさん見受けられます。
そこで今回は、定年後に上司に年賀状を送るべきか、お中元やお歳暮はどうするのかということについて解説をしていきたいと思います。
どうしたらいいか迷っている人、今後のために知っておきたいという人などは、是非読んで参考にしてみてくださいね。
定年後は上司への年賀状はどうする?
定年後、上司への年賀状はどうするかというのは非常に難しい問題です。
また、送るのが億劫でなければ送っておいたほうがいいのではないか、というのが結論になります。
もちろん、定年後に上司に年賀状を送らないというのも間違いではありません。
もともとあまり好きではなかったという場合や、もう関係が切れてしまっても全く問題がない、という場合は送らないという選択肢もあるでしょう。
しかし、相手から送られてきた場合は、当たり前ですが、返礼するのがマナーとなります。
送ってきたけど、無視をするというのは非常に失礼だと言えます。
もちろん言うまでもない話ですが、マナーを守るのは大人として最低限当たり前のことと言えますよね。
そのため、相手が送ってくる内は、送り返すのことが必要です。
ちなみに、定年後の上司への年賀状について、何を書けばいいのかと頭を悩ませる人も多いようです。
これも特に正解のある話ではないのですが、やはり健康面に配慮する内容がふさわしいのではないかと個人的には思っています。
健康について、心配をしていること、いつまでも元気でいてほしいこと、そして上司だけでなく、上司の家族全員の健康を願っていることなどを、文面に入れてあげればいいと思います。
とは言っても、文章を考えるのが苦手な人も多いと思いますので、例文も紹介しておきます。
定年後の上司への年賀状:例文
昨年は親身にご指導いただき、心より感謝しております。
まだまだ未熟ではありますが、今後も精進を重ねていきます。
ご家族の皆様には、ご健康で幸多い一年でありますよう祈念いたしております。
というような文面にしておくと当たり障りがなく、無難だと言えます。
どうしても思いつかないという方は、この例文を参考にしてもらえればと思っています。
なので、あまり頭を悩ませる必要もありませんよ。
定年後は上司へのお中元やお歳暮はどうする?
定年後の上司へのお中元やお歳暮については、これも正解はありません。
そして、定年後は上司へのお中元やお歳暮は止めてしまうという選択肢も決して間違いではありません。
どちらも問題はありませんで、後は自分の気持ち次第と言えます。
とは言うものの、それではどうしたらいいか困るという人もいるのではないでしょうか。
止めたくても、世間的に続けている人がいるのならば、やはり止めにくいものですよね。
そのため、もう少し詳しく話を掘り下げていきたいと思いますが、まず個人的にはお中元やお歳暮は止めていいと考えています。
そもそも私がこれまで関わってきた中では、会社内でお中元やお歳暮を贈っているということは、まずありませんでした。
私の友人に聞いてみても、そもそも会社で禁止しているというところも多くありました。
そして、年賀状ですら駄目だという会社も結構聞くことがあります。
今の日本の社会で言うと、そもそも会社内で贈り合う文化というものが、珍しくなっているのです。
そのため、今まで贈っていたという人でも、これを一つのきっかけに贈ることをやめるというのも個人的には正しい判断ではないかと思っているのです。
もちろん勘違いしてほしくないのですが、贈りたいと思っている人を止めるつもりは一切ありません。
いつまでも贈りを続けたいという礼儀を大切にしている人は、本当に素晴らしいと思っています。
贈るべきかどうするか迷っている人は、できたら贈りたくないけど、失礼にあたらないか心配をしている場合が多いと思います。
そういう人は、是非これを参考に、贈らなくても問題はないということを認識してもらえればと思っています。
それでも何もしないというのが失礼だと感じてしまう人には、お中元を贈る替わりに暑中見舞いを送るというのもお勧めです。
以上のことを参考に、あとは自分自身の気持ちでどうするかを決めてもらえればと思っています。