定年後に働く割合ってどのくらい?仕事がない時の4つのポイントとは?
定年後でも、働く人が増えていますよね。
昔と比べると大きく状況が異なっているようですが、実際どれぐらいの割合の方が仕事を続けているのでしょうか。
また、働きたい気持ちはあるものの、なかなか仕事がないという時はどうしたらいいのでしょうか。
そこで今回は、定年後に働く割合ってどのくらいなのか、仕事がない時はどうするのかなどの疑問について解説をしていきたいと思っています。
まもなく現役を終えようとしている人、現に現役を終えて仕事を探しているという人など、興味のある方は是非読んで参考にしてみてくださいね。
定年後に働く割合ってどのくらい?
定年後に働く人の割合ですが、男性と女性によっても異なりますので、それぞれ見ていきたいと思います。
まず、男性の場合の定年後に働く割合は、60歳以上65歳未満の場合であれば、実に8割の人が働いていると言われています。
これまで定年と言えば60歳でした。そして60歳になれば年金をもらえていましたが、最近はそれが少し異なってきています。
60歳で一度は定年を迎える場合でも、希望する人は65歳まで同じ職場で働き続けることができるようになりました。
そして、年金もこれまでは60歳になったら受給できましたが、最近は年齢も引き上げられて、今では多くの方が65歳からの受給になっています。
これは少し余談になりますが、この流れは今後ますます加速していくことが予想されています。
それぐらい今の日本は少子高齢化が進み、60歳以上の労働力が必要となってきているのです。
話を戻しますが、そんなわけで60歳を過ぎても8割の男性は仕事を続けているのです。
年金がもらえないのであれば、当然の話かも知れませんね。
既に十分な預貯金があって、働かなくても問題ないという方は別ですが、多くの方そんなわけにはいかず、仕方なく働いているのです。
そして、65歳から70歳未満の男性の割合になると、5割以上の人が働いているという統計があります。
最近は残念な話ですが、年金もあまりアテにすることができなくなってしまったので、仕方がないことでもありますね。
また、現代の医学が進歩して、65歳を超えてもまだまだ元気な方が増えているという現状も要因の一つになっています。
一方、定年後の女性の働く割合についても見ていきたいと思います。
女性の場合ですと、少し事情が異なり、60歳以上65歳未満の年齢層では、およそ5割以上が働いていると言われています。
男性に比べると、やや数値は下がり、定年後は共働きまでは必要ないと感じている人が多いということも分かりますね。
そして、65歳以上70歳未満では3割以上が働いていると言われています。
定年後に仕事がない時の4つのポイントとは?
定年後に仕事がない時にどうしたらいいか、いくつか方法を紹介していきたいと思います。
ポイント1
まず、ハローワークを活用するのが常套手段になるでしょう。
ハローワークに行けば、年齢不問で応募できる求人を簡単に検索することができます。
そして、専門の職員も常駐していますので、そこがどういう職場か、応募が本当に可能かどうかということも事前に確認することができるのです。
最近は65歳以上の方の求人もたくさんありますので、まずはハローワークの利用をお勧めします。
ポイント2
それから、定年後に仕事がない時は、自身で求人雑誌を読んで探すという方法もあります。
最近は、スマホなどでも簡単に求人をチェックすることが可能です。
そして、求人サイトによっては、60歳以上の求人ばかりを扱っているとことなどもありますので、スマホを有効に活用して、自身で探すという方法も有効だと考えられます。
個人的には、ハローワークと併用をしながら行うと、より効率的で応募の幅も広がるので、再就職のチャンスが増えると考えています。
ポイント3
それから、それでも上手くいかない場合ですが、シルバー人材センターへの登録というのも選択肢の一つと言えます。
シルバー人材センターに登録するには費用がかかりますし、必ずしも登録したからといって、仕事に就けるわけでありません。
しかし、選択肢は一つでもたくさんあった方が良いので、シルバー人材センターを頼ってみるのもいいかもしれませんね。
ポイント4
それでも尚、仕事に就くことができずに生活に困ってしまった場合は、早めに市町村の担当窓口に相談に行きましょう。
最終的に生活保護という手段はありますが、最近は生活保護の他にも生活困窮者自立支援法というものが施行され、生活に困窮されている方の相談窓口ができています。
そこでもハローワークと連携をしながら、就職に向けての支援なども担っていますので、困った時は是非相談に行ってみてください。
最初は行くのも勇気がいるかもしれませんが、親身に相談にのってくれますので安心して利用してみてくださいね。