年金手帳を紛失した場合に会社で困ることとは?死亡時に困ることは?
年金手帳をずっと大事に持っているというのは、なかなか難しいことだと思います。
基本的に20歳にもらう手帳で、多くの方はその頃は学生をしていることでしょう。
失くしてしまったという話は、非常によく聞く話になります。
また、死亡してしまった時にも同様に困ることはあるのでしょうか。
そこで今回は、年金手帳を紛失した場合に会社で困ることと、死亡時に困ることについて解説をしていきます。
年金手帳を紛失した場合に会社で困ることってあるの?
年金手帳を紛失してしまった場合、会社で困ることですが、ケースバイケースになりますので、順番に解説をしていきたいと思います。
まず、在職中に年金手帳を紛失してしまった場合に会社で困ることは、正直言って特にありません。
職場の人事の人や経理の人など、労務管理をしている職員に相談をすれば、すぐに手続きの方法については教えてくれますので、安心してください。
また、すぐに使う物でもありませんので、決して焦る必要もありませんので大丈夫です。
次に、年金手帳を紛失した場合に会社で困るは、採用時に手帳の提出を求められる場合があります。
会社の厚生年金の加入手続きがとれないという事態が起こる可能性があるのです。
まずは、家の中をひっくり返してでも探してみてください。
それでもなければ、すぐに再発行の手続きを取るようにしてください。
この時、それまで国民年金のみに加入をしていた人であれば、手続きは市区町村の役所の年金の担当課ですぐに行うことが可能です。
また、手帳の再発行を待たずして、会社への提出をクリアできる場合もあるので説明をしておきます。
この基礎年金番号の確認さえできれば、年金手帳がなかったとしても、年金への加入が可能となる場合がほとんどです。
そして、この基礎年金番号を証明するためには、例えば年金定期便などでも確認することができます。
また、国民年金の保険料を納める納付書が手元に残っていれば、その納付書でも基礎年金番号を確かめることができるのです。
そのため、もしも年金手帳が見つからない場合、まずは手元に基礎年金番号が分かるものがないかを探してみてください。
それがあえば取り急ぎは手続きはできますし、その後ゆっくり探すか再発行の手続きをとれば問題はありませんので、覚えておいてくださいね。
年金手帳を紛失して死亡時に困ることってあるの?
年金手帳を紛失したまま死亡をしてしまった時に、困ることについて解説をしていきます。
結論から言ってしまうと、年金手帳を紛失してしまったまま死亡をしても困ることはありませんので、安心をしてください。
もちろん、あるに越したことはないので、無くしてしまっている場合はまずは見つからないか調べてみるということは最低限行うようにしてください。
ですが、見つからないといった時でも悲観することはありません。
年金手帳を紛失したまま死亡をしてしまった時は、最寄の社会保険事務所へ紛失届を出せば解決する話なのです。
そして、その届を出すことで、紛失事由書を発行してもらうことができますので、それを持って手続きをすれば何ら問題はありません。
この説明で分かるとおり、たとえ無くしてしまったとしても、手間が少し増えるものの、手続き上は何の問題はないということを覚えておいてください。
それよりも、死亡してしまった時の年金停止の手続きには期限が設けられているということのほうが遥かに重要ですので覚えておいてくださいね。
また、国民年金では死亡後14日以内に手続きを行われなければならないと決まっています。
この期間を守ることの方が遥かに重要ですので、忘れずに覚えておいてくださいね。
そして、もしも年金を受給してすぐに亡くなられてしまった場合には、速やかに銀行口座から引き出しておくことをお勧めします。
銀行口座が一度凍結してしまうと、中に入っているお金を引き出すのには、とてつもない手間が生じてしまうのです。
そのため、亡くなったらすぐにお金をおろしておくようにしてください。
また、亡くなってすぐに支給停止の手続きを行うことで、逆に口座への振り込みをストップできる場合もあります。
なので、いずれにしても手続きは速やかに行うということを覚えておいてくださいね。
少し話が脱線してしまいましたが、年金手帳自体は失くしていても困ることはありませんので、安心してくださいね。